What’s new Lila

オオカミがきた!!

2009.11.22


絵本の世界で、オオカミは、いつも恐怖の対象として描かれます。
あるときは、羊のお母さんに化けて、子供たちを襲おうとします。
あるときは、お婆さんの真似をして、小さいあかずきんを待ち伏せます。
プロコフィエフのピーターとオオカミも、オオカミは悪役で、小さな小鳥を恐がらせたり、池のアヒルを食べてしまいます。

わたしも、童話の中の羊の子供たちや、あかずきんちゃん、そしてピーターと一緒に、
ドキドキしながら、物語の行方を見守りました。
オオカミは、実際は、犬より一回り大きな野生の犬です。
動物園ではじめて本物のオオカミを見たとき、あまりの可愛さに、「え?」っと思ったのを覚えています。

ヨーロッパでも、アメリカでも、オオカミは家畜を襲う外敵として、きっと人々に嫌われてきたのでしょう。
日本にもかつて、日本オオカミが生息したそうですが、毛皮目当ての外国人のために、当時の日本人は
「これはお金になるぞ」と乱獲しました。
いまや、日本オオカミは、絶滅し、その姿を見る機会はありません。

童話の中では、結局マヌケなオオカミで、ピーターたちに成敗されたり、羊の子供達にまんまと喰わされて、
ちょっと気の毒な気もします。

オオカミがきた!!というお話があります。
うそつきで怠け者の羊飼いは、「オオカミがきた!!」と、村人を呼んではイタズラします。
そのうち本物のオオカミが現れて、羊飼いを襲うのですが、そのときはもう誰も彼の叫びには耳を貸しません。
子供達への教訓めいたこのお話しは、きっとどなたでも一度は聞いたことがあるでしょう。

さて、小さかったわたしは、当時まだ幼稚園。
夜中になぜか目を覚まし、外に足音を聞きつけました。
場所は、叔父の家の2階。叔父の家には、金属の外階段が付いていて、そこはとても足音が響きます。
寝ながら(おそらく寝ぼけていた)わたしは、そこにオオカミのシルエットを見ました。
もう、心臓はドキドキ、脈はドクドク波うち、小さなクマちゃんの枕の耳元にも、自分の早鐘のような心音が聞こえています。

そうこうするうち、もう一度眠りについたのか、朝、目を覚ますと、平和な朝の光りが溢れていました。
「ねぇ、ママ、オオカミがきたよ」
なんど話しても、母は、「はいはい」と、聞き流して取り合いません。
「でも、絶対オオカミやもん。大きな2つの足で階段を上がってきたん。」

今考えると、オオカミが2本足で歩くわけもないし、大きな鍵の付いたドアから、わたしのお布団までは、随分と距離もあるし、
ほんと「笑える」子供の頃の記憶です(笑)
ただ、よかったのは、そうやって何度も「オオカミがきた!!」と騒いだ私なのに、
母は、わたしをうそつきだとは思わなかったようです(笑)

※・・・今日の画像は、可愛くて大好きな「伊勢丹」のHPから戴きました。伊勢丹さん、いま「チャリティーコラボTシャツを予約   中。こちらもとても素敵でお薦めです。
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