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アニー
病院の名前にアニーと名づけたことは、古くからお越しくださっている患者さまの中には、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。
今日は、これからお越しいただく方や、ご存知でない方に、アニーちゃんをご紹介させてください。
アニーは、わたしが学生の頃に飼っていた犬の名前です。
思春期の私にずっと寄り添ってくれたコリー犬のアニー。
キャラメル色のような綺麗な毛色で、アーモンドのような優しい瞳のコリーでした。
父の学生時代からの友人が、アニーを我が家に運んで下さいました。
14年の生涯のちょうど真ん中くらいに、私が病院に連れて行ったことがきっかけで主人と知り合いました。
いわばアニーは、私と主人の「お仲人」ですね。(ちょっと、言い回しが古いですか?)
アニーが14歳の生涯を終えて暫くして、新しいアニーが、病院にやってきました。
(サイトの表紙、アニーカレンダーの写真が、2代目アニーです)
このアニーとは、約12年間、一緒に老人ホーム慰問のボランティアをしました。
今思えば、私がアニーを連れて行っていたのではなく、
アニーに付いていって貰ったというのが、正しい感覚の気がします。
最初のアニーに比べて、体はひとまわり小さかったけれど、度胸のあったアニーに、私が頼っていた気がします。
アニーが居なくなってしまったら、何故か行けなくなってしまいました。
(これは、不思議に私だけでなく、チバちゃんも同じで、アニーが居なくなった後、しり込みして行けなくなりました)
ふたりのアニーを見送って、今は、「コリーのアニーちゃん」は欠員状態ですが、
病院をはじめるにあたり、名前は何にする?と話し合って、
一番付けたい名前を、「1,2の3」で主人と叫んだとき、二人口を揃えて「アニー!!」と叫んだのは、今でも笑い話で、良い思い出です。
そして、私にとっては、
最愛だったアニーの名前が、いまや
「アニーさん」
「アニーちゃん」と、最愛の主人の愛称になったことも、素敵なことと思っています(笑)
ふたりのアニーちゃんへ・・・合掌。