しあわせ。
何も、余分は言いますまい。
ただ、読んで、きゅんとして、熱くなって、涙がこぼれましたので、それでもしあわせになりましたので、
今日はみなさんにお裾分けです(笑)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
しあわせ

高田敏子

歩きはじめたばかりの坊やは
歩くことで しあわせ

歌を覚えたての子どもは
うたうことで しあわせ
ミシンを習いたての娘は
ミシンをまわすだけでしあわせ

そんな身近なしあわせを
忘れがちなおとなたち
でも こころの傷をなおしてくれるのは
これら 小さな
小さな しあわせ

世の中が豊かになって、小さなしあわせを忘れてしまいがちです。
昨日、凝った肩を娘と息子にほぐして貰ったとき、娘が冗談に、
「ママ、ふたりがそばにいて、至福の時やね」

と、笑いながら、ふと話した言葉に、なんだか、じんと心に染みて、涙が出ました。
まさに小さいけど、大切なしあわせです。