- What’s new Lila
- 新しい年の初めに
新しい年の初めに
2010.01.09

平成の大維新とも言われた政権交代をし、新しい年を迎えました。
成人式を迎えて、選挙権という、素晴らしくも、責任ある権利を行使しようと、毎回選挙に出かけ、もう目眩を覚えるほどの年月が経ちました(笑)
そして、やっと念願の政権の交代です。
戦後60年の国の垢を落とすことは、容易ではないけれど、少しづつ、隠されていた垢が浮き上がり、暴露されて来たことも事実です。
今年は、一年かけて、坂本龍馬の生涯を綴るドラマも始まりました。
新しいそのドラマの中の龍馬は、それはそれは見目麗しい龍馬でしたけれど、
その生い立ちは、貧しい下士の家に生まれ、上士との身分の違いに、傷つき泣くといったことは、わたしも今まで知りませんでした。
人は、一皮向けば皆同じ。
龍馬が、身分制度の無い、自由な世界に憧れたことには、そんな理由があったのかと、改めて知りました。
昨年暮れからの龍馬熱に、さらに拍車がかかり、様々なところで、龍馬を絡めたCMや、本や、ニュースも目にします。
天は人の上に人をつくらず。人の下に人をつくらず。
小学生の頃、父が買い求めてきた学問のススメと諭吉という本を、正座して、お江戸言葉を真似、声を出して読んでいた小さな自分を思い出すと、「変な子供」と、我ながら恥ずかしくもありますが、
本来、平等であるべきと唱えた、龍馬や諭吉の論に近い国になるように、この先を見守りたいものですね。
『川の上に橋をつくり、ダムを設けて、我の儲けの口にした』
そんな政治はもう終わりにするべきです。