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由緒ある名前を頂いた虫?
2010.01.10

主人の学会発表のことは、少し書きました。
猫の中に寄生する虫の「くらし」についての発表らしいのですが、難しいことは、またいつか、機会があれば主人から。
わたしが、簡単に聞いたところによれば、猫からは今まで発見されていなかった虫で、どうやらその生態を探るそうな。
猫の中に入るためには、猫の体に入る方法と、媒体となるものが必要で、それがどんな風かを探るのは、ちょっとミステリーであり、ちょっと自然のロマンであり??(あんた、考えすぎ!!と主人、笑)
さて、「虫博士」の末尾に名前を添えられそうな主人ですが、
虫の話で、わたしが興味を惹いたものをひとつ。
その虫の名前は、サナダムシというのだそうです。
サナダムシと言う名前は、その形が、「真田藩」の「真田紐」に似ているところから戴いたのだそうで、
私は思わず「あら、真田虫なんて、由緒ある名前」と言いました(笑)
さて、この真田虫。
昔は、私たち「人」の中にも寄生していたのだそうです。
真田虫の特徴は、宿主である私たちの体には、何の危害も及ぼさないこと。
腸の中に棲み、何メートルかに成長すると、その表皮から栄養を吸収するため、私たちの細胞には、危害を及ぼさないのだそうです。
ちょうど、私たちが、自分のおうちを大切に傷つけず使うようなぐあいに。
だから、私たち「宿主」は、気付くことなく、ただ、食べても肥らないのだそうです。
さて、真田紐に似た真田虫ですから、ちょうどきしめん(名古屋の方ごめんなさい)または、フィットチーネのような形ですが、
頭からお尻までは、何節にも分かれていて、一つの節がそれぞれ雌雄同体なのだそうです。
頭、つまり胃に近いほうにある節が最も若く、
私たちの肛門に近いほうにある節が最も老いていて、新しい節が新しい組織を作り出し、
古い節を切り離して、肛門から排出されてゆくのだそうです。
生きるというかたちは、様ざま。
たとえ、虫でも、こんなに神秘的な生き方をしているなんてと、ちょっと感動した私ですが、みなさんはどうでしょう?
最後に主人がこういいました。
「真田虫、飼ってたら(お腹に)痩せるよぉ」
「ママする?真田ダイエット」
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