What’s new Lila

ランドセル

2010.01.30




今年の三越さんの売り場も鮮やか。「みずいろ」も多くなりました。

季節の移ろいを感じるのは、木々の彩りや、お日さまの長さ、鳥のさえずりと様々ですが、窓の外を覗かずとも、
テレビのCMやデパートの商品にも、季節の移り変わりを感じるものが多々あります。

テレビなどは顕著で、つい先日お正月を迎えたばかりなのに、もうお雛様のCMを流しています。
わたしの家のリビングには、旧お正月までは・・・と、まだ羽子板が飾ってあるのに(笑)

もうひとつ、季節を感じるのはランドセル。
毎日、様子を伺う実家の父ですが、むかしは、子供達のランドセルを買ってくれることが、父の楽しみの一つでした。
我が家にも、妹のところの一番小さな姪でさえ、中学校になりましたから、もうずっとずっと昔のことになりました。
我が家の娘がランドセルを買い求めた頃は、今のようにカラフルなランドセルはまだ出回っていませんでした。
男の子は黒、女の子は赤という時代で、それでも絵を描く趣味の父は、少しでも綺麗な色をと、
深いローズピンクのランドセルを取寄せました。
シャネルのルージュアリュールの1色のようなランドセルは、6年間娘の背中で美しく輝きました。

息子が小学校に入った頃は、もう随分と洒落たランドセルが、デパートの店頭に並んでいました。
息子のランドセルは、いまやTVの世界で活躍していらっしゃる、森いずみさんのおばあさまがデザインされたというもので、
花紺の横長のランドセルでした。
ちょっと違った形のランドセルは、どこと無くリセを思わせて、私のお気に入りで、
小さな息子を、背中からでもすぐに見分けることが出来ました。

妹の長女で、私の姪のひとりは、息子が3年生になった時に、小学校の門をくぐりました。
この姪が小学生になった時は、ランドセル売り場は随分と色鮮やかになっていたのに、
古風なこの姪は、頑なに「古風な赤」を主張して、父から真っ赤なランドセルを戴きました。
いまや高校生になったこの姪は、かつての古風を返上して、4人の子供達のあいだでは一番「飛んでる」娘になりました(笑)

さて、一番小さな私の姪は、父の「何色にする?」という問いかけに、
迷わず「ももちゃんは、ブルー」と答えました。
ブルー。
ももちゃんの言うブルーは、青に白を混ぜたようないわゆる「みずいろ」
さあ、これがなかなか探せずに、私も父もあちこち訪ねまわりましたが、見つかりません。
ようやく桜の頃に近くなって、名古屋三越の外商さんが、無理難題の「みずいろ」のランドセルを見つけてくださいました。
妹の所は大阪で、随分と大きな小学校だけれど、整列した中で空よりも清いブルーのランドセルの女の子は、
「あとにも、さきにも、うちの子だけやったわ」と、妹が電話で笑っていました。
小さいももちゃんは、もう中学校になりましたが、私の中では、いつまでもブルーのランドセルのももちゃんです。

ランドセルは、親の楽しみ、祖父母の楽しみ。
我が家のひとつの季節が終わった気がします(笑)

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