懐かしい日々

What’s new Lila
懐かしい日々

2011.08.21

先ほど、母を実家に送ってから、一息ついて、パソコンに向っています。
母は、洋裁の好きな人でしたが、最近はめっきり歳を取って、
「夜になると目が見えないし、洋裁もなかなか進まへんわ」
などと、悲しいことを言います。
でも確かに母ももう、７０を越えているのだと、たとえば、ふとした（車の乗り降りであるとか）時に、感じずにはいられないのも確かなことです。
月日は確実に過ぎてゆきます。
ほーちゃんの年齢を考えれば、わたしが、病院の上で、最初に小さなホーキンスを始めてから、やがて１０年の歳月が過ぎようとしていることに、驚きを感じます。

若かったなと、つくづく自分でも思うのですから、母の洋裁も尚のこと。
「そうやん。だって、あんたの年のころに、わたし、おばあちゃんになってたんよ」
と聞いて、娘を産婦人科の退院当日に、父と母が拉致して、一足先に帰ってしまい、記念撮影には、肝心の娘がいなかったことを思い出しました（笑）

母の作る子供服。
チェックのスカートに丸襟のブラウス。
ハリスツイードのパンタロンスーツ。
紺色のウールジャージィのベストとスカートのスーツ。
付属小学校の抽選会の時に着たブルーのギャザースカートのワンピース。
（これは、抽選に外れたにもかかわらず、新聞に載せていただきました、恥）
と、まだまだつきることはありません。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

わたしのお店ｈｏｗｋｉｎｓの商品たち。
シャネルツイードと呼ばれる、イギリスリントン社製のツイードのジャケット＆スカート
スイスコットンと刺繍にスカラップを施したワンピース。
フランスレースをふんだんに使ったワンピース。
ブレードのふち飾り。
カメリアのコサージュ。

どちらも、懐かしい日々の思い出です。

そして、片方は母に、
もう一方は、わたしのお洋服をお気に召して下さったお客様や友人に、
当時アトリエとして一緒に仕事をしてくれた仲間に、
心からの感謝の思いを、改めて感じるばかりです。

ああ、やっぱり若かったんかなぁ。。。

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