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- 貴公子と、淑女の“の”う〇ち??
貴公子と、淑女の“の”う〇ち??
わたしがまだ学生のころ、アニーという名前のコリー犬を飼っていたことは、前にも書きました。
悩める多感な年ごろだったころ、父と母が、私のためにと、友人から譲っていただいたのがアニー。
これが、主人とわたしの出会いに繋がり、病院の名前になるのですが、
そのころは、そんなことはつゆ知らずでした。
アニーは、父親譲りの大きな体で、まっすぐに一本の線を描くように歩くさまは、確かに優雅そのものでした。
父は、結局私のためといいながらも、すっかりアニーの虜になり、
夕方、会社から帰ると、アニーを連れて散歩に出かけます。
わたしの実家は、すぐ裏手に美術館、表は公園ですから、犬のお散歩のには最適の環境です。
この辺りは、文化地区とも言われ、少し離れたところに高校もいくつかあり、
美術館前の津駅に続く道は、夕方、学校帰りの学生さんで賑わいます。
厳格だけれど、確かにダンディーとも言えるわたしの父。
アニーのお散歩で、「可愛い~!」という、学生さんのお声掛けを多々いただき、とても嬉しそうにしていました。
ただ、たまに、「もうアニーの散歩は行かん!」と、難しい顔で、少々ご機嫌を損ねている時がありました。
小心者のアニーは、可愛い!と声をかけられると、極度の緊張を覚えます。
すると、にわかに便意をもよおすらしく、急に立ち止まり、情けない顔でう〇ちとなるのです(笑)
父にしたら、自分のことではないのに、学生さんのきまり悪そうな顔を拝見して、なんとも恥ずかしい気持ちになるのでしょう。
で、「アニーの散歩は行かん!」となるのです(涙)
さて、どのお宅の貴公子も淑女も、犬たちのばあい、う〇ち・その他の場合は、どうやらそうはいかぬ様子。
懐かしいアニーのお散歩を思い出す写真を、海ちゃんから頂きました(笑)
うん。良い毛並。セレブやん。
大自然の中、まあ、気持ちはよさそうです・・・・。
羽目を外し給う、貴公子・・・。