What’s new Lila

着物の文化

2011.11.19
クリスマスを前にして、笑われてしまうかもしれないけれど、少し前から着物のことを考えていました。
娘の成人式はもう終わったけれど、あの慌ただしくて忙しかった行事も、親にしてみれば、とても楽しみだったなと考えていました。
仲良しの友人が、来年お嬢様が成人式をお迎えになられるということで、
お洒落な彼女のお嬢様は、きっと素敵な晴れ姿だろうと、今から、我がことのように楽しみなわたしです(笑)

 
               

最初に娘に着物を仕立てたのは、もうずいぶんと昔のことになりました。
初めての着物は、京都で購入して、母が大切に温めていた反物を、当時我が家のお気に入りで、御用聞きをして下さっていた呉服屋さんで、染に出し、ちょっと清楚な鶯色に仕上げて戴きました。
それを、東京の池田にお願いして、上下離れた着物に仕立て、
帯は、母の若いころの名古屋帯を、蝶結びの帯に、これも池田で仕立て直して戴きました。
あのころは、お抱えの呉服屋さんというのがあって、私や妹も、実家のお座敷に反物を抱えてお上がりいただいて、いろいろお話したものでした。
ですが、結局は、わたしにしても、妹にしても、日々の生活で、着物を着る機会もなく、また、悲しいかな自分で着ることも叶わずに、その時の着物は、実家の和服箪笥の中。
かろうじて、わたしの振袖だけは、娘の成人式に、一度箪笥を飛び出して、
華やかな場所で、美しく輝いていましたけれど。

あの時の呉服屋さんは、すでに虹の橋を渡られ、その後、御子息は家業を継がれることもなく、
お店は途絶えてしまいました。
時代の流れとはいえ、自分の生活を思い、振り返り、なんだか寂しいような、申し訳ないような、複雑な気持ちになるのです。

その随分昔の、娘の七五三。
はこせこは、妹が成人式に使ったもの。
手に持ったうさぎさんの小さい巾着は、わたしが池田のものを真似て、母の着物の古布で作ったもの。

小さいお嬢さんは、いまはすっかり大きくなり、成人式も数年前に済ませました。
最近は、なんだか日本のこの着物文化も、(頭の固い)私には、やや歪んできたように感じるのは、気のせいでしょうか。
TPP参加したら、京友禅や加賀友禅も、しっかり世界に羽ばたける。
映画の中で、アンジェリーナ・ジョリーさんたちが、ナイティーの代わりにと、日本の着物を纏うシーンは、私のお気に入りのひとつですから(笑)

「ねぇ、来年のお正月、振袖着たら???」
と、娘に話しかけるわたしです(笑)
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