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お花のたのしみ
2012.02.21

写真は ジュダンセさんのウィンドウ・・・幸せいっぱい!!!
小学生のころ、学校にお花を持ってゆくのが、とても楽しみでした。
教室には、今考えたら、「誰が選んだの?」というような、およそお洒落とは縁遠い花瓶があって、
それでもお花を手渡すと、担任の先生は、我がことのように頬を染めて、嬉しそうに受け取ってくれました。
何だか無性に嬉しくて、それでいてちょっと照れくさく、他の子の手前、何となく得意げで、胸を張って渡していたのを、
今考えれば、また笑えます。
わたしが小学生の頃は、今のように、お花の種類は豊富ではありませんでした。
何度かわたしのこの日記に登場する、仲良しのじゅんちゃんと、ノンちゃんのおうちはお花屋さんで、
学校の行き帰りには、わたしと妹も、毎日、季節のお花を眺めて過ごしました。
今も頭の中に残る、グラジオラスの背の高い花や、母の日の赤いカーネーション。
リンドウの紫、撫子のワイン色の花びら。
朝の登校時、母がじゅんちゃんのお店に一緒に出掛けてくれると、「あ、今日はお花持ってく日やな」
と、足元も思いのほか軽やかになりました(笑)
いまは、カーネーションも大きさや色が豊富になりました。
撫子は、逆に見かけなくなりました。
お花屋さんの雰囲気が、今でもワクワクと幸せをそそり、なんだか嬉しくなるのは、昔の思い出があるからでしょうか。
結婚式の、生涯忘れられないブーケ。結婚記念日の花束。
恋人に花束を贈られて喜ぶ人、大好きだった方の墓前に、花を手向けて考える人。
母の日の花。お誕生日の花。
考えれば、お花屋さんの、ショーウィンドウは、人生の喜怒哀楽がいっぱいです。