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天下の森永
バレンタインデーが終わって、家の中にはチョコレートが溢れています。
主人に戴いたチョコレートと、わたしに(何で?? )戴いたチョコレート。
息子にと、母から届いたもの。
娘にと、せがまれてわたしが買ったもの(笑)
いつだったか、わたしの子供のころには、バレンタインデーが無かったと書いたら、「驚きました」と仰った友人が見えましたが、
最初にチョコを渡す習慣を知ったのは、高校生の頃だったように思います。
そういえば、主人には、知り合った頃から、チョコも贈ったし、セーターも編んだ。
息子には、彼がもの心ついたときから、欠かさず贈り、そう考えたら、ずっと変わらず贈り続けているのは、息子かなと、
今更ながら、自分自身で感心したりしています。
う~ん。。ええ匂いするやん♪
さて、表題の「天下の森永」
わたしがまだ幼かった頃、母方の祖父が、私の為にとチョコレートを持ってきたそうです。
祖父は、「くみこ、チョコレット食べるか?? 」と、チョコレートの「レート」のところを、「レット」と、独特の発音をしました。
懐かしい思い出です。
さて、その時のチョコレット、実は中に虫が入っていたそうで、
いま考えれば、可愛い孫娘の為に、当時はまだ高価だったチョコを、大切に保管するうち、祖父の茶の間の中で入ったのでは? と思うのですが、とにかくその時、父は森永に、手紙を添えて、そのチョコレットなるものを送ったそうです。
手紙の文面は「天下の森永 何たることぞ」
「数日して、食べきれないほどのチョコレートと、お詫びの文面が丁寧に添えられて、送られてきたよ。」
と、父は、笑って話していました。
さすがは、「天下の森永さん」です(笑)
ところで・・・「そやから、あんたの乳歯は虫歯になったんや。」
と、よく言われた、とんだ濡れ衣の小さなわたしです(笑)