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春やすみ
2012.03.26

今日、久しぶりに書こうと、このページを開いて見たら、
この前に書いたのは19日とありました。
長く間が空いたなぁ。。と、春やすみです(笑)
春やすみ、と言っても、頭のなかが春やすみなのです。
どうも、うまく文章が進まず、あれこれ思っているのに、うまく伝えられないもどかしさです(涙)
数日前にお彼岸を済ませました。
お墓参りを午前中に済ませた後に、伯父のお寺に行き、お経を唱え、伯父の話を聞き、
伯母のこしらえたおはぎに舌鼓をうちました。
伯父の話によれば、この春分の日の、真西に沈むおてんとうさまを見て、人々は、そこに西方浄土があると信じていたそうです。昔は、いまのように背の高い建物がひしめき合っていたのとは違い、きっと遥か彼方まで、地平線が広がっていたのでしょう。
「信じる者は救われる」と、よく言います。
幼稚園の円著も兼ねていた伯父は、子供たちに仏様の御心を教えたと言いますが、
子供たちは素直で、それをまっすぐに受け入れると言います。
目に見えないものを信仰するのは、難しいけれど、それでも、生きているとその刹那、刹那に、誰かに守られているということを、感じたことが、きっと一度はあるはず。
伯父は、こうも言いました。
子供のいるひと、いない人は、様々でも、親のいない人、先祖のいない人は、この世の中にはいません。と。
生きていれば、いろんなことがあるけれど、先祖を敬い、そしてその御先祖様に恥ずかしくない生き方をしてくださいな。
と、伯父は、話を締め括りました。
心洗われる、よいお彼岸の一日でした(合掌)
さて、この春やすみのあいだに、一冊本を読みました。
「蜩の記」
直木賞を受賞されたこの葉室 麟さんのこの一冊は、まさに伯父のいうところの「恥ずかしくない生き方」を描いた一冊でした。
心洗われるこの一冊は、わたしが手元に残したいお気に入りの一冊になりました。