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三重県のがれき受け入れ
2012.04.20

そのうち、鳥もいなくなるのかも。。。
ここ三重県でもがれきの受け入れに向けて、
基準を制定したと、新聞に書かれていました。
三重県の素案として、放射線物質の基準値を、国の定めるガイドラインよりも、厳しいものにしたとありました。
三重県に原発をという動きがあったとき、
わたし達ももちろん反対しましたが、
その場所に住む方々は、賛否両論で、一つ家の中で、家族が膠着状態に陥るほど揉めたと言います。
毎日、毎日、電力会社の説明があり、目の前に美味しいお土産をぶら下げて、説明を受けると、
なんだか、「安全」と思えてくる。
いわゆる「安全神話」があったそうです。
それでも、三重県は、NOを貫いた。
今も、海は青く光り輝き、豊富な海の幸は、漁師さんの生活を支えます。
山には、マツタケが上がり、
道に迷えば、ふっと神の化身かと見まごうような、鹿に出くわしたりもします。
そんな苦労をして手に入れた神聖な場所に、
かつて反対した原発の放射性物質を浴びたがれきを受け入れるのです。
神経質に、厳しく審査することを、誰に責められる資格も筋合もありません。
いまなお、原発を推進しようと、じりじりとゴキブリのように動いている政府や関係者の方々には、
先の見通しが立っているのでしょうか?
甘いと思うのは、わたしたちの考えだけれど、
彼らが「甘い」と思うのは、目先にぶら下がるお金のようです。
がれき受け入れの、各県の苦労を、彼らはどう思っていらっしゃるのでしょうか?