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連休はいかがお過ごしでしたか?
2012.05.07

美しい日本を、安全で美しいままに未来に手渡すために
長い連休が明け、また日常の生活に戻ってきました。
わたしは、息子と会う連休、主人や娘と過ごすお休み、
いもうと夫婦や母との休日と、大切な人との思い出作りのお休みでした。
朝日新聞の、天声人語は、子供のころから楽しみに読んだ随筆です。
父曰く、「天声人語を読みなさい。大人になって、テレビ欄から新聞を読むやつにはなるな!」
が、教訓でしたので、今もその教えの通りに、まず天声人語、そして一面から、
興味のある記事を読んでゆきます。
さて、何度も書きますが、私は原発は絶対に反対です。
日本国中の原発が、停止した日が、子供の日ということに、何となく感慨を覚えていましたら、
同じことが、その天声人語に書かれていました。
そこで、今日は、5月5日の子供の日の天声人語を、そのままここに書こうと思います。
日本は、税が疲弊しつつあり、年金も受け取れる保証のないというありさま。
それならせめて、安全で平和な日本を、子供の為に残さなけれななりません。
日本は、核を保有しない国。と、原爆の投下されたただ一つの国として、名乗りをあげるならば、
国内に、一部の地域の富の為に、爆弾のような核のかたまりを抱えるなど、愚の骨頂と思いませんか?
天声人語 2012.05.05
怪談をとことん味わう趣向に「百物語」がある。百本のロウソクを灯した部屋に好き者が集まり、それぞれが怖い話をするたびにロウソクを消す。最後の一本が消えたその時、本物の怪異が現れる運びだ▼重苦しく暗転する座敷に、日本の原子力発電が重なる。御しがたいロウソクは福島でまとめて倒れ、浜岡では折られ、ついに本日、残る一本の泊3号機が定期検査で消える。「原発ゼロ」は商業運転の初期、1970年以来という▼さて、どんな化け物が出るのやら。政府や業界は電力不足を案じる。停電とい妖怪が怖いなら、大飯に再び火を灯しましょうという。折しも立夏。予報では、そこそこ暑い夏になるらしい▼だが不気味さ、危うさで放射能をしのぐ怪はない。憂うべきは夏の不快ではなく、次世代のリスクである。原発を使い倒した大人の罪滅ぼしは、節電なりで時を稼ぎ、より安全な未来を手渡すこと。子供の日に歴史が刻まれる因縁を、偶然で終わらすまい▼『福島の子供たちからの手紙』(朝日新聞出版)で、高3女子が「思い続ける三つのこと」を書いている。「不安、悲しい、腹立たしい。体への影響の心配、何故こんなことが起きてしまったのか、何故ここなのか」と▼わたしたちはすでに、まだ見ぬ子孫にまで大借金をしている。このうえ不確かな技術を押しつけられようか。原発ゼロの闇にうごめく変化(へんげ)をしかと見届け、退治の策を練りたい。未来から投げかけられる、いくつもの「何故」に備えて。