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たばこ
2012.05.12

そのうち、車の中の灰皿とシガーライターなるものも、無くなるかも。いや、もうすでにいらないなぁ。
最近は、やっと電車もレストランも、
たばこが全面喫煙禁止の場所が増えました。
子供たちがまだ幼かったころは、休憩するにも、禁煙の店を探すのに一苦労し、
露骨に煙に眉をしかめると、こちらが「悪」のような顔をされ、
小児喘息だった娘を抱えて、本当に嫌な思いをしたことも少なくありませんでした。
わたしがまだ結婚前で、お勤めをしていたころ、
直属の上司は、「おちあいさん」という女性上司でしたが、
この方には、本当に様々を教わりました。
企画という、ちょっと特殊な部署で、男性の中で働くおちあいさんは、仕事と家庭をバランスよく、手際よくこなされる方で、
今も私のお手本として、頭の中に残っています。
あのころは、それこそ「禁煙」は、ずっと遠いところにあり、
職場は、あちらこちらで、黙々と煙を上げておりました。
それでもおちあいさんは、
「○○さん、煙たいですから、たばこは仕事中はやめてください」と、はっきり指摘される方で、
あの姿勢は、今考えても凛として清々しく、
そういう考えの方があったからこそ、いまこうして「禁煙派」が、胸を張って、NOといえる時代が来たんだなと、しみじみ思います。
父は、若いころ喫煙がありました。
それでも40半ばで、たばこによる大病をし、その後きっぱりと辞めました。
あのころは、今のように、保険の通る治療もなく、並々ならぬ努力と忍耐だったろうと、
今更ながら、我が父の意志の強さと、潔さには、敬意を感じます。
父の時代は、戦時下で、学生にたばこの配給があったのだそうです。
そう考えると、当時の日本政府の大きな過ちです。
たばこの害が、今のように知られていなかったとはいえ、恨めしいとも言えます。
さて今、たばこを吸えば、必ずと言って良いほど、肺の病気になる。
という臨床結果が上がっている今、たばこを吸う方が、滑稽に見えて仕方がありません。
息が出来ぬのは、生物としては、最大の苦痛、苦しみです。
もし今まだ、たばこを吸っているのなら、すぐにお医者様の門を叩くべきです。
そして、周りの愛する人を、呼吸困難の苦しみに陥れるのはやめて下さいと、声を大にして叫びたいのです。
ちなみに、アニーさんは、病院も自宅も、全面禁煙ですよ。