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世界の書店
2012.06.06

娘がアルバイトをしている書店が、小学舘の販売ランキングで、全国トップ500番以内に入ったと聞きました。
津駅の西側に位置するこの書店は、本の王国という名前ですが、小さな子供たちの為に、読み聞かせ会を催したり、子供の為のコーナーを、見やすい目線で、サークル状にレイアウトしたりと、細やかな心配りが、小学舘の売り上げに反映したのかなと、喜ばしく感じました。
児童書も、最近はいろいろ楽しいものが増えましたね。
児童書とは、少し趣は変わるけれど、
私が小学生の頃、学研の科学と学習という本がありました。
学校にあらかじめ申し込みをしておくと、月はじめに先生が、教室の前で配って下さいました。
おまけのような実験道具の付いたこの本は、とても楽しみだったのを覚えています。
今日は、金星の日面通過という、世にも稀な現象を目にする日fですが、きっとあの本なら、前の金環日蝕とあわせて、日蝕眼鏡が付いていたに相違ありません(笑)
さてもうひとつ、昨日アルバイトから帰った娘が、いい本が発売したの、と言いました。
世界の夢の本屋さんというタイトルのその本は、写真集のような本らしいのですが、パリやロンドン、イタリアの本屋さんが紹介されていて、本好きにはたまらないものと言うことでした。
なかでも、オランダのもと教会の本屋さんは、荘厳な雰囲気がとても魅力的ということでしたが、古き善き建物を愛し、それを書店にしてしまうという、その考えに、唸らされた私です。
全国トップ500番以内に入ったことや、この本を見て娘がもうひとつ思ったことは、何でも置くのでは無くて、文化的なものを拘って置いてくれたらなあということでした。
そういえば、昔津駅の改札の上に、やぎの箱というのがありました。
あれってなに?と、多分父に尋ねたのだと思いますが、
ヤギは紙を食べてくれるから、悪い書物は、あの箱に入れて、食べてもらおうという、そんな考えだったようです。
確かにいまは、報道や言論の自由なのか、それでも、目を覆いたくなるものや、腹立たしいものもあり、ヤギの箱はいるよねぇ。と、話しました。
というよりは、皆一人一人の頭と心にヤギの箱を持ち、悪き書物や考えには、自ら手を出さないようにしたいものと、そんな風に思いました。