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自信無き地震大国
2012.12.11
昨日の原子力規制委員会の最終決定で、活断層の可能性が色濃くなり、敦賀原発の廃炉は必須と、
私たちが思わざるを得ない方向になりました。
(そんなこと関係無しに、原発は廃止にしたいですけれど)
でも考えれば、たとえ廃炉にしたところで、地震でその施設が崩壊すれば、第二の福島の惨劇は起こりうるわけで、
そう考えたら、揺れる地盤の上にこの先何十年も大きな核爆弾を置いたも同然。
いったい今まで日本の政治家を始め、主たる人々は何を考えていたのかしらと、情けなくなるばかりです。
さて、気を取り直して。
昨日はここ津市も木枯らしの吹き荒れる1日。
ただお日さまは、にこにこ照らしてくれていましたので、雪には見舞われなかったけれど、お隣の名古屋は大雪で大変だったろうなと、名古屋の友人達の顔を思い浮かべては、通勤の不便を案じました。
こうして北風の吹く季節になると、子供の頃のことを思い出します。
白いモヘアのミトンは、母が買ってくれたおニューのお気に入り。
左右の片方を落とさないようにと、母が毛糸で細い紐を編んで、左右それぞれのミトンの端に付けてあります。
ミトンは、手の甲に当たる部分に、ピンクや黄色の花模様が刺繍してあります。
防寒用の妹とお揃いのコートを着たら、背中に紐を廻して、左右のミトンを嵌めて、学校に出かけるのです。
さざんか さざんか咲いた道 焚き火だ焚き火だ 落ち葉炊き
白い息を吐いて、お気に入りのミトンの上から息を吹きかけて歩きました。
運動靴の足先は、冷たくなってかじかみ、もうしびれたようになっています。
あのころは確かに、家々の生け垣にさざんかの花が咲いていました。
帰り道の途中、近くのおじちゃんは、サライで落ち葉を集めて焚き火をしていました。
いまはもう、サザエさんの中でした見られませんよね(涙)