福喜多せんせい

What’s new Lila
福喜多せんせい

2013.02.23

私たちの病院には、副院長がいます。
副院長は、女性の先生です。
副院長先生は、福喜多先生という、聞けば何だかこちらも幸せがやってくるようなお名前です。
先生は、わたしのことを「ママ」と呼びます。
先生は、わたしの娘と息子の同じ年齢のお子さんを持つお母さんですが、
また子供達は、同じ幼稚園の同窓生でもあり、そのころわたしの子供達が、わたしのことを「ママ」と呼んでいましたから、そのまま今も親しみを持って「ママ」と呼んで下さいます。

最近「あの福喜多先生と仰る方は、本当に福子さんって仰るのですか？」
と、尋ねられます。
中には、「芸名ですか？」
と、仰る方もいらっしゃいます。
「いやいや、芸名で獣医する人おやんやろ。」と、主人と話します。
先生は、正真正銘の「フクキタ　フクコ」先生です。
ただし、このHPには、「福子」先生と書かれているようで、正しくは「富久子」先生です。

これにはこんなエピソードがあります。
『院長がずっと、富久子って言っても、福子って書いたのよ。まあいいわって思って、訂正しなかったのよ」
と。
先生らしいなあ。おっとりとして、なんともほのぼのとした人柄を思えて、思わず微笑みが溢れる私です。
先生のお名前の「富久子」さん。
きっと、福喜多という福々しい名字を誇りに思っていらしたお父様が、
愛する娘の幸を願って、重ねるように、願うように「富久子」と、名付けたのだろうな。と考えたりします。
先生のお父様もまた、私の父と同じく、娘に深い愛情を注ぐ』お父さまでした。

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