What’s new Lila

賢い民衆

2013.02.27



先日書いた三千枚の金貨。
その中に、忘れられない部分がありました。

小説中に登場するセリザワ・ファイナンスは、
闇の権力を持った企業です。
その実態すら定かでなく、口にすることすら恐ろしい企業が、
消滅する。という下りです。
文中の言葉を使えば、

「あのての得体のしれない闇金まがいの、
しかし規模がでかくて背後に何があるのかわからない会社は、いつか必ずその役目を終える時がくる。というよりも、これ以上存続してくれたら困るっていう連中が結託して始末にかかるときが必ずくる。あそこもそろそろ賞味期限が切れた。国家権力が本気になったら、つぶせない組織なんてないんだ。国家権力に対抗するには、同じ力を持たなきゃいけないんだ。・・・(中略)・・・国家権力と同じ力って何ですかって聞いたら、その人は、民主主義における本質的な政治力だって答えてくれたよ。それ以外に、国家権力から身を守る術はない、って」
・・・(中略)・・・民主主義における本質的政治力とは何かと訊いてみた。
「・・・大学で教わった基礎政治学とか経済学とかを思い出して、
自分なりに組み立ててみると、答え は一つしかない」
「それは何だ?」
「民衆だ」
「そうだ当たり前だ。民衆だよ」
「民衆ほど愚かなものはない、って言葉があるぜ。その言葉は、
しかし、民衆ほど賢いものもない、って続くんだ」

と、この部分ですが、

いま阿部政権になって、原発ゼロが白紙撤回され、
アメリカでオバマ政権と、原発再稼動で協力してゆくと約束を交わしたのは、皆さんご存知でしょう。
けれど、同じ日の新聞の記事には、ヨーロッパでは、
原発廃止でエネルギー政策を転換する方向に進み出したとあるのはご存知でしょうか。
ヨーロッパでは、日本のフクシマの教訓では、試算してゆくと、
原発のエネルギー政策は、コストがかかるだけで、生産性は望めないと判った。というのです。

ではなぜ、日本はまた再稼働をしようとするのでしょう。

それこそ、そこに存在するのは、「得体の知れない闇金まがいの、
背後に何があるかわからない会社と、それに結託した国家権力」
では、私たちはといえば、まさに「民衆」
私たちはいま、愚かな民衆ではなく、賢い民衆となって、
立ち向かって行かなければいけません。
経済が活性化しだし、株が上がり、
すべては阿部さんの力のように自民党は思っているようですが、これは阿部さんの力でもなく、自民党の力でもない。ただ、お札がばら撒かれたようなもの。
誰だって出来ることです。
それよりも、これ以上フクシマの悲劇を繰り返さないように、
私たちが政治を動かさなければ。


フクシマで、甲状腺癌の発生について、因果関係は無し。とされました。

けれど、本当に無いのでしょうか?
チェルノブイリの近辺の、もとベラルーシでは、子供たちは、白血病になり、ならない子供も風邪を引きやすく、無気力と、先日の日経新聞では書かれていました。
3.11のあと、いつもお預かりしていた交換留学生の海外からの子供たちがめっきりと減りました。
この先、原発を抱えて、再稼働無しでも恐怖と事故の危険と背中合わせで廃炉にしなければならないのに、この上もしも再稼働ありきなら、この小さな島国の日本に未来は無くなってしまいます。
私たちは、賢い民衆とならなくてはいけません。







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