- What’s new Lila
- メガネでどうぞ
メガネでどうぞ
2013.03.16
子供たちが小さな頃に、はさみを誰かに手渡す時はどうするの?
「はい。メガネでどうぞ」
って、手で刃先のほうを掴んだら、ちょうど手をいれる部分がメガネのように見えるでしょう?そしたら、その手をいれる方を向こう側にいる誰かに向けて渡すこと。
と、里恵ちゃんのマーフィー幼児教室で習ったように教えました。
ところがこの「当たり前のようなこと」が出来ていない大人が意外に多くて驚きだねと、娘と息子との先日の会話になりました。
この簡単な「メガネでどうぞ」は、ハサミだけでなく、ナイフしかり、注射器しかり。
当たり前の社会常識を知らない若者が多いのは、私にしてみると、ゆとり世代などと言う問題でなく、親の責任という気がします。
最近は、友人の結婚式にバーチャルなゲームの中の仮想恋人を、僕の恋人と、当たり前のようにゲーム機を友人席のテーブルに同席させてしまうというから、もう驚きを通り越して、恐怖。
あるツアー会社の企画では、そんなバーチャルな恋人との旅行を企画して、お二人様として、一部屋に二つの料理と布団を用意すると聞けば、それはもう身震いするでしょう?
そんなものを利用して、おかねもうけをしようとする企業の浅ましい思いが、日本の若者をさらに腐敗させてゆくのです。
アメリカの若者に、日本の国を守らせて、自国のわかものは、ゲームと実際の区別もつかぬとは、なさけないものです。