- What’s new Lila
- 目に見えないけれど存在するもの
目に見えないけれど存在するもの
2013.04.06
先日の木曜日に主人と食事しながら話しました。
主人:「宇宙の暗黒物質の存在が判ったんやって」
わたし:「それってどういうこと?」
主人:「宇宙の多くの銀河が渦を巻いて存在することは判るやろ?で、渦を巻くっていうことは、そこに何かがあ ると思われてたわけ」
わたし:「なんか、上手くつかみ取れへんわ」
主人:「もっと判りやすく言うと・・・たとえばコーヒーカップのコーヒーにミルクを入れたら、上に浮かんで渦を 巻くやろ。
それは、カップの中に、コーヒーって言う物体が存在するからやろ。もしもカップの中が空なら、入れた ミルクは渦も巻かず、下に落ちるやろ。
つまり、宇宙も星が渦を巻いてそこに存在しているってことは、そこには目に見えない何らかのものが存 在しているって考えられてた。そのもの、素粒子やけど、が、見つかったって。」
わたし:「それって凄いね。人智を越える発見は、なんか佛教感にも繋がりそうやね」
主人:「うん。さっきあんたが話したことを聞いてふっと思い出した。この暗黒物質のこと」
ところで、わたしがこの暗黒物質の前に主人に話したのは、「神通力」ということ。
この食事した日は、わたしたちの大切な友人を葬送の式で送り出した日で、そこでご住職さまが仰られた話を主人にしました。
ご住職さま曰く、人は今世を旅立ちますと、あの世と言われるところに行きます。
行くと言うより、帰って行かれるのですが、そして新しい力を持たれます。
それは「神通力」という力ですが、この力は、帰って行かれた方達が、こんどは目には見えないけれど、今世で出会った大切な人がお困りだったり、大変な目に合われないようにと、その方の近くに、目には見えないけれど寄り添って教えてくれるのですな。これを神通力と言って、これは菩薩の修行の一つでもあるわけです。
このお葬式の前日に私の車は、ボルトを踏んでパンクしていました。
たまたま車に入っていたCDが、すべて息子と娘のものだったので(春休みでしたから)
やれやれと、スピーカーをOFFにしました。
聞き慣れない音が外から聞こえてくるのだけど、タイヤの回転に合わせて規則正しくカチカチと聞こえるのは、パンクかな?と思ったわけで、翌朝、ガソリンスタンドに出向いて、事なきを得たのち、お葬式に参列出来ました。
この私たちの亡くなった友人は、自動車会社に在籍する人でしたから、そのときふっと
「くうちゃん、車パンクしてるよ。」と、あの甘えたような声が聞こえた気がしました。
そして、ご住職さまの神通力のお話は、まさに納得するお話だったと言うわけです。
地球の誕生があって、奇跡に近い偶然の組み合わせから生命が誕生し、わたしたち人類に進化した。
月の満ち欠けと、生命の誕生の瞬間に関係があったり、まだまだ見えないもの存在は多いけれど、そこに畏怖を抱きつつ、感謝しつつ、謙虚に生きなければと思った主人とわたしです。