What’s new Lila

珈琲カップの棚

2013.05.08
四月が母の風邪で慌ただしく過ぎたのち、ゴールデンウィークに母から頂いた風邪でダウンしました。
呼吸が困難と思われるほどの喉の痛みを伴った風邪は、わたしのお休みを無惨に奪って行きました。

母の受診のあと、お礼にコーヒーごちそうするわと、母が言うので(そのころはまだ私は元気でした)
自宅近くの珈琲店に二人で出掛け、朝早くから病院に出た帰りに遅めのモーニングをとりました。
座った席の前には、綺麗に並べられた珈琲カップ。



そういえばまだ結婚前、父の友人の珈琲店で、少しのあいだアルバイトをしました。
そこにも同じようなカップが綺麗に棚に並べられていました。
カップはお客さまが持ち込まれたお預かりもののようで、普段お店でお出しするものよりも明らかに高価な風合いのものが並んでいました。
それぞれのお客さまがいらっしゃると、お顔とカップと珈琲の種類を覚えておいて、
ミルでカリカリと曳いたのち、ドリップでその一杯だけ、特別に珈琲を入れるのです。
何となく、お客さまの風合いと、カップの雰囲気は馴染んで似た感じがあったのを、今も不思議に覚えています。
珈琲の種類も、モカ、キリマン、ブルマン、ガテマラ・・・。やはり何となくその音の響きとお客さまは、似ていらした気がします。

そういえば昔、倉本聰さんのドラマで、優しい時間というのがありました。
その中で寺尾聡さんは、カウンターにいらっしゃるお客さまに、コーヒーミルを薦めて、お客さま自ら曳かれた珈琲を、ドリップでたてるという、なんとも美しく深いシーンがありました。

さて、仲良しのさなえちゃんの旦那さまは、とても風情のある方ですが、いつだったかお酒の席で、
あの珈琲店こそ、カートさん(さなえちゃんのご主人はみんなにそう呼ばれています)がするといい!
と、盛り上がったのを覚えています。

人は人生を歩いて行くと、深みや重みが増すものですが、きっと、カートさんのたてた珈琲は、とても美味しいだろうと思うのです。
そのとき、わたしはどんなカップを選んで、何ていう豆を挽きましょうか(笑)
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