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フルリーナとペンダント
2013.05.24

ゼリーナ・ヘンツは、スイスの絵本作家です。
アロワ・カリジェは、その絵本の挿絵を描いた画家。
私が小学生の頃は、ゲームなどというものは無く、またCDもDVDも無い時代。
学校から帰って宿題を済ませると、ひたすら絵本を読みました。
何冊もあるお気に入りのうち、ヘンツとカリジェのものは、特にお気に入りで繰り返し、繰り返し読みました。
挿絵は、その中の一冊「フルリーナと山の鳥」のものです。
主人公のフルリーナは、スイスの山岳地帯に住む家族の娘です。
あるとき、傷ついた小鳥を見つけ、世話をします。
すっかり元気になった小鳥は、山に帰るのを望みます。
それでも、判っていても、愛着の湧いた小鳥を手放すことが出来ないフルリーナ。
泣く泣く飛び立たせた小鳥にもう一度会いたくなったフルリーナは、山に出掛け、
小鳥の代わりに、美しい水晶を見つけます。
それはそれは美しいたからもの。
当時小学生だった私は、水晶のかたまりに憧れて、
フルリーナが小鳥を思ったように、水晶を思って、何度も、何度も読みました。
昨日の結婚記念日に、主人が選んで来てくれたのは、フルリーナの宝もののようなペンダント。
人生は山あり、谷あり。
酸いも甘いも。
人生の山で私が見つけた宝ものです(笑)
もしもこの本をまだお持ちで無かったら、
是非お子さんに買って差し上げて下さい。
カリジェの絵本は、本当に美しい絵本。
ヘンツの物語は、愛と勇気と夢に溢れて、本当に素晴らしい。
もちろんわたしも!二人の子供たちの読み聞かせの為に揃えましたよ。