今日の新聞の一面に、天皇皇后両陛下の御陵は寄り添って配置するという記事がありました。両陛下の仲睦まじくなさる様は、わたしが物心ついたころから記憶にあり、今は亡き、昭和天皇と皇后さまよりも、いっそう寄り添っていらっしゃる様に見えましたから、微笑みを持って読ませて頂きました。 先日、天地明察を観ました。感動を持って読み終えた小説の映画化ですが、この中に「私よりも先に死なないでください」というセリフがありました。夫婦でお互いに寄り添い、支え合い、自分より先に逝くことのないようにと、お互いが言うことは、そこに深い愛情があります。それは確かに、最高の理想です。 今世を終えても、なおも寄り添って行きたいという気持ちは、天皇と国民という概念の枠を超えた、人として生きる上での、本当に尊い気持ちと思いました。 さて、わたしの叔父は住職で、叔父と叔母はそれぞれ別のお墓に入るのだそうです。叔父は、代々の住職の墓へ。叔母はその妻たちの代々の墓へ。叔母曰く、「わたし、知らん人のとこに入るのいややわ。別にもう一つ買ったから、分骨してね」 さばさばした叔母の人柄を思うとき、叔父と一緒にというのでなく、一人で新しいところに入るわ。。という意味かな？と、なんだかちょっと笑えて、また可愛くもあります。

ロイヤルジュビリーという名前の薔薇は、エリザベス女王即位60周年記念に因んだ薔薇。