今朝の新聞の一面に、ネルソンマンデラ氏のご逝去の記事がありました。アパルトヘイト反対の運動を生涯を捧げて従事されたことは、氏を取り上げた映画で詳しく知りました。投獄されてもなお、その信念を捨てることのなかった生涯を、なんと勇気のいることと思ったことか。声を荒げることなく、暴力に出ることなく、映画を見ながら、非暴力の抵抗にガンジーを思ったのを覚えています。新聞記事には、「愛と和解の象徴だった。国を再建するために怒りを克服することを我々に教えてくれた」という現ズマ大統領の言葉がありました。 その横に大きくあるのが「秘密保護法成立」の見出し。権力を傘に着て、一党独裁の横暴が、国民がこぞって反対している法案を勝手に成立させてゆく。いったい誰のための国会で、誰のための政治家なのか。 真逆の記事に、辟易しながら、偉大なノーベル賞受賞者のマンデラ氏に祈りを捧げるわたしです。