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ニュートンとハレー
2011.09.02
あ、家の天井にハートの星やん！
わたしがまだ結婚前、百貨店の化粧品売り場は、今のような飽和状態ではなく、
化粧品と言えば、国内のメーカーがしのぎを削っていました。
テレビのCMでは、資生堂とカネボウ、コーセーのCMが競って流れ、CMポスターは、ちょっとした時代の華になっていました。
不思議なピーチパイという竹内まりやさんが歌うコマーシャルソングは、今も思い出すと頭の中を流れます。
わたしが、自分で一番最初に買った薄桃色のリップスティックのCMで、その色も、感触も、今でも何となく柔らかな思い出を残しています（笑）
もうひとつ、「わたしはハレー」と言うCMソングがありました。
ハイ・ファイ・セットが歌うこの曲は、ちょうどハレーの接近にあわせて作られたのでしょうか。
このときも、華やかな化粧品合戦の目玉になっていた気がします。
さて、「ハレーとニュートンってさあ、友達やったんって。」と主人。
実は、ニュートンと仲良しだったといえば、これもまたちょっと、驚きと言うか、あら！という感じですね。
ニュートンの有名な「万有引力説」
林檎が木から落ちる様子を見て、この仮説を立てたというお話は、あまりにも有名です。
当時ハレーは、ニュートンに、万有引力で彗星の軌道を画くと、どんな運動になるのかと尋ねたそうです。
それにニュートンは、「楕円軌道」と答え、その軌道を計算して見せたと言います。
その後、ハレーは、その計算式に基づき、過去に訪れた同じ軌道の彗星を見つけ、約７６年ごとに訪れる彗星を予言したそうです。
さて、ニュートンとハレーの死後、彗星は、予言どおりに現れ、その彗星の名前は、ご存知の通り、「ハレー彗星」になりました。
でも考えたら、「ハレー・ニュートン彗星」のほうが良いのではと、思うのは私だけでしょうか（笑）
ハレーとニュートンが同じ時代に生き、交流があり、また林檎ではなく、彗星で万有引力が導かれたとしたら、なんだか歴史はドラマティックでロマンティック。
わたしはハレーと歌ったあの化粧品はが何だったのか、もう記憶はあいまいだけれど、果たして、次にハレーが訪れる時には、どんなファッションと時代が待っているのでしょうね。
