赤い靴の懐かしく、悲しげなメロディーが頭を流れます

いつだったか、本居宣長のことを書きました。
その6代目の子孫にあたるのが、本居長世。
日本の素晴らしい作曲家のひとりです。

さて、先日出かけた先でご馳走になった、珈琲とお菓子。
お菓子は、美しいイラストの描かれたミルフィーユー。
このイラストに赤い靴がありましたので、
「あ、ひょっとして、これって横浜のお菓子？」と尋ねましたら、大当たり。
どうしてお判りになられましたか？と、驚かれました（笑）

私の子供の頃は、さして洒落たテレビ放送もなく、ゲームもなく、
お遊びと言えば、カルタにトランプ。
童話に童謡の時代ですから、おのずと覚えた「赤い靴」の歌です。

実際にモデルになられた女の子がいらしたというこの歌は、野口雨情の作詞、
本居宣長の作曲です。
家に帰って、娘に尋ねましたら、やはりこのイラストでピンとはこない様子。
学校教育で、はやりの曲を教えるのも良いけれど、やはりこうした名曲が埋もれてゆくのも、
ちょっと悲しく、惜しい気のするわたしです（涙）

「そんなら、からたちの花って知ってる？」とわたし。
「知らんわ。」と、娘。
「も～。いい曲やのに。こんどお風呂でエコー効かせて歌うわ。」