なんとも愛嬌のある、世界に２つだけのケーキ

お誕生日には、毎年さなえちゃんとお祝いをして、
もうあまり考えたくないほどの年月が過ぎました（笑）
最初は、知り合った高校生のころ。
お財布の紐は堅く、なんとか緩んだその紐も、中を覗けば資金は乏しかったあのころ（笑）
お誕生日と言えど、せいぜいお祝いは、駅前ビルの喫茶店のパフェくらい。

そういえば、お腹が空いたねぇ。。と、学校帰りに食べたのもお好み焼や、ラーメンくらい。
某ラーメン屋さんに行けば、
「なぁなぁ、くうちゃん。ここのラーメンって安いやん。これって、蛇のだしなんやって」
と、さなえちゃん、ひそひそ。
「えーーー、うそぉ。」
と、一応目を見開いて、おどんぶりの中をふたりまじまじと覗いたものの、
お互い完食してたっけ（笑）

そんなことも遠い昔、いまは、お互い一年に一度の贅沢ディナーでカンパイです！

今年のレストランは、これもまた高校生のころに仲良しだった通称“まーくん”が、
オーナーとシェフを務めるLA PARM D'OR

彼の作るフレンチは美しく、かつ構築的。
高校生のころ、学校までの通学距離が長く、電車でふざけあっていたことが嘘のよう。
そのお料理は、いまは夕食前のお腹に響くので（？）あらためてご披露するとして、
嬉しかったのはもうひとつ、「ケーキ」

デザートの前に、自ら時間をかけて作ってくれたケーキは、
心がこもって本当に美味。
セカンドシェフの阪本さんと一緒に、一生懸命作っていましたという、ホールスタッフの言葉にも、
ほんとうに嬉しく、幸せな気持ちになりました。

ラ　パルムドールは、フランス語で金の椰子。
パルムドール賞といえば、フランスの映画祭の最高賞。
ひさしぶりのお料理は、まさに最高の賞に匹敵するものでした（笑）

　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　確かに、眉毛とひげはシェフ

ちなみに、ケーキの上、左側のひげがシェフ（笑）

「そんなら、右端のにこちゃんがわたし？顔丸すぎちゃう？？」