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Around the World
2011.09.25

秋めいてきましたね。
「読書の秋やん!」と、学生のころは課題図書で感想文を書いたりしました。
どこかの企業の共催で、商品の出る企画などは、俄然張り切って書いたりしたのを覚えています(笑)
さて先日、ここのところ「心の友人」と思っている方から、
お誕生日に寄せてと、一冊の本を戴きました。
心の友人などというと、まるで子供の頃観たドラえもんのジャイアンみたいですけれど(笑)
けれど彼女には、とにかく共通する事柄が多くあり、また琴線に触れるところが同じであり、
そして、随分と年齢は下の方であるけれど、敬うところの多い人なのです。
さて、写真の「世界のかなたの森」
彼女がわたしに選んで贈ってくださったのは、ウィリアム・モリスの小説。
アニー動物病院にお越しの方は、病院の壁紙がモリスのものであることは、きっともうお気づきでしょう?
ウィリアム・モリスが、こんなファンタジーを書いていたなんて!
と、思わず感激。
さてさて、わたしの楽しみの一つは、ベッドの上に座って、
枕を積み上げて本を読むこと。
僅かな空間のベッドの上は、さながらアラジンの魔法の絨毯のように、
わたしをあらゆる世界に誘ってくれます。
そこは時には、羽の生えたライオンと人魚のすむ古きベネチアであったり、
時には、月の神と太陽の神が交互に支配する今世とは異なる世界であったりします。
数年前まで、わたしが仲良くして頂いた方に、体に重い障害を抱えていらっしゃるご夫婦がみえました。
ご主人は、頼もしく、男気に溢れた方で、奥さまは謙虚で瞳の綺麗な優しい方でした。
もう二人して、虹の橋を渡られてから久しくなりますが、
そういえば、ご主人も本をよく読んでいらっしゃいました。
足が不自由で、やはり出かけることを束縛されたこともあったでしょうか。
ひょっとしたら、ベッドの上で、世界一周をしていらしたのでしょうか。
いつも出かける本屋さん。
駐車場の出入り口のすぐ横には、障害者専用の駐車スペースが設けられています。
けれど、見ていると、(??????)と思うほど健康な方が、車から颯爽と降りていらっしゃいます。
欧米では、このスペースは、どんなに混み合っていても、必ず空けられていて、
そんなことは無いとか。
日本人は、モラルがあるというけれど、
「何でなん???」と、
こればっかりは腑に落ちない気持ちのわたしです。
本と共に、世界を旅していただく為にも、どうか必ず空けておいてほしいものです。
と、今日はこの辺にして。。。
さあ、モリスの世界に出かけてきます!